逆転裁判オンリーサイト 【電気ネズミはアポロジャイズの夢をみるか】 のブログサイトです。 最初の3つの記事はABOUTみたいな。
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微妙にロジックリリックの設定を使用しているので
[人生オワタ\(^o^)/]からどうぞ。
ゴドナルです。
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「悪いことって自覚してやってしまうのと、自覚せずに悪いことをやってしまうこと。
 どっちが悪いと思う。」
「自覚してるって悪いことだってわかっている状態で、
 自覚していないって状態は悪いことだとわからないことですよね。」
「うん。」
「悪いことならなんでやるんでしょうか?
 悪いってなんでわからないんでしょうか?」
「一度に二個の質問はいけないね。」
「一つずつ訊きます。わかっていてなんでやるんですか?」
「君は弁護士だろ?オドロキくん。」
「成歩堂さんも弁護士でしたよね?」
「元は元さ。今はしがないピアノの弾けないピアニスト。そうだろ?」
「そうですね。」
「・・・・・・・・そう、だね。」
「・・・・悪いってなんでわからないんですか?」
「今のきみがそのれ・・・・・・・・さぁなんだろうね?」
「わかっていないのになんで訊くんですか?」
「わかっていないから訊くんだよ。」
「あの・・・・。」
「なんだい?」
「悪いって少しでも思ってますか?」
「確かに意地の悪い質問だったね。いい気味だけど。」
「 へぇ・・・・だったらやめて下さいよ。」
「オドロキくんも気になったんじゃないかな?」
「まあ、そうですけど。」
「だったら有意義だよ。悪いことじゃないさ。
 ところで、現段階で君はどっちだい?」
「成歩堂さんこそ、結局どうなんですか?」
「それは・・・・ぼくの答えさ。きみの答えじゃない。」
「参考にならないってことですか?」
「参考になる、ならないじゃなくて。しない方がいいってことさ。
 関係ないよ。」
「だとしたら成歩堂さんにとってもオレの答えは関係ないんじゃないんですか?」
「関係なんてどうでも。聞きたいから訊いてる・・・・わかるだろ?」
「どうでも良ければ。聞いてもと尋ねても・・・・道理ですよね?」


























「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」




























「・・・・ちょっとさ、最近イイ性格になったよね。オドロキくんも。」
「なんででしょうね。成歩堂さん。朱に交われば赤くなるそうですよ。」
「元々君は赤いんじゃないの。」
「りんごとかみかんに喩えちゃ悪いじゃないですか。」
「成長の促進、だよ。」
「行くとこまで行ったら、有害じゃないですか。それ。」
























「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

























「さすが熱血弁護士と言ったところかな・・・・アレは教師だけど。」
「やだな、笑顔で言わないでくださいよ。・・・・プロのギャンブラーらしいですけど。」




















                                                                   悪人 
                                                           (malefactor n.)
                                  人類を進歩させて行く最も重要な要因。











                         CAST

                       青いピアニスト

                        赤い弁護士








 







「悪党ってさ、一人でも悪党?」
「悪党=悪人。一人についても大勢についても言います。」
「辞書から引いて来たみたいな答えをありがとう。」
「辞書から引いて来たんですよ。新明解国語辞典第四版。」
「意外だな。広辞苑から引いてくるかと思ってた。」
「そっちですか・・・広辞苑は重たいんですよ。」
「牙琉くらいにもなれば、広辞苑くらい浮かべられそうな気がする。」
「くらいにもって一体私はあなたの中でどう定義されているんでしょうかね。」
「君が言うからには“親友”だろ?牙琉。」
「それは私の中のあなたの定義でしょう?一応。」
「じゃあ“親友”。」
「じゃあってなんですか。」
「とりあえずってことかな?」
「≪一応≫と≪とりあえず≫とは、素晴らしき友愛です。」
「友情でなくて友愛ってところがらしいちゃららしいけど、どうかな。」
「友人甲斐がない人ですね。」












食事を奢って貰っていながらあくまで対等と言うスタンスの男に。
右手を額にあて厭きれたと首を振る。














「【友愛】知人に対しては献身的な愛をささげ、見知らぬ他人に対しても
 必要な愛を惜しまないこと。だってさ。」























だとしら、僕達二人の関係は【友愛】かな?



















「では後者の方ですか?」
「君がそう定義するならそうだね。」















既に己の中で答えを出していながらまるで私が選ぶように誘う。
眼前の“親友”と言う男が持つ銀のフォークで行儀悪くも突かれる、
溶け切った赤ワインのコンポートに浮かぶ、洋梨は。
無数の穴が開き、溶けたバニラアイスに覆われる。

























私は酔っていたのだ。
でなければ、意味のない選択などしなかった。


























「今日の依頼人は私の親友です。助けてやりたいのですよ・・・なんとしても。」






















選ばれなどしないとわかっていたと言うのに、私は。
どうしようもなく。

















                                                               悪党 
                       (blackguard n.)
                                市場へ出す箱づめいちごと同じで、
               人目を引くように並べてたもろもろの素質を、
               つまり、上等な奴が一番上に並べてあるのを、
                 反対の底のほうから開けてしまった男。
                       裏返しにした紳士。





                          


     
                          CAST

                        紺の弁護士

                        青いピアニスト














「買っておけばよかったな。」
「何をですか、成歩堂さん。」
「『赤ちゃんはどこからくるの?』」
「ぶっ!!」
「おっ、オドロキ君。プリンを吹くなんて斬新且つ勿体無いよ。」
「そーですよ。オドロキさん。八百万の神さまが怒っちゃうんですから!」
「それはお米じゃないかい、みぬきちゃん。」
「お米が八百万なら、プリンは計り知れません。」
「そうだね、みぬきは賢いなぁ。」
「えへへ。みぬきも欲しいなぁ、『赤ちゃん』。」
「・・・・・・まだみぬきちゃんは早いんじゃないかな?」
「そんなことないよね、パパ。」
「全年齢対応だよ、オドロキくん。」
「いや、ゼッタイ意味が違いますよね。」
「何のことかわからないね、パパ。」
「オドロキくんも思春期なんだよ、みぬき。邪に考えちゃうお年頃なんだ。」
「異議あり!!俺はもう22歳です!」
「自分からコドモじゃないって主張するのは、どうだろうね。」
「年齢は“どう重ねたか”が重要だとみぬき、思います。」
「(両手で拳を握られて力説された。)トイレ掃除して来ます・・・。」
「スネちゃったね、みぬき。」
「スネちゃったよ、パパ。もう!パパがイジメすぎるからだよっ。」
「はっはっは、ごめんね。オドロキくん。」
「果てしなく胡散臭いですけど、いいです。
 真面目に付き合っちゃっいけないのがよっくわかりました、成歩堂さんたちとは。」
「遊びだったんだ・・・。」
「・・・酷いです、オドロキさん。あんまりです。」
「お二人が何事も一生懸命に取り組んでいるのはいやと言うほどよくわかりましたよ。」
「なにも牙琉口調にならなくてもいいじゃないか。」
「嫌味だって気付いて下さい。」
「買ったら貸してあげるよ。『赤ちゃんはどこらかくるの』。」
「謹んでお受け致しません。」
「今回は釣れなかったね、みぬき。」
「釣れなかったね、パパ。」







一対一でも勝てないのに、二対一なら尚更で。
「お茶請けでも買ってきます!」と財布を持ってバタバタと逃げるようにスーパーに走る。
そんな新米弁護士を気遣う素振りを見せず、ソファでくつろぐピアニストの膝の上に小さな魔術師は
向かいのソファから腰を降ろす。







「ねぇ、パパ。」
「なんだい、みぬき。」
「もし『赤ちゃん』が来たらどうするの?みぬきに構ってくれなくなっちゃうの?」
「それはどっちのだい?」
「どっちだと思う?」
「どっちもかな?」
「どっちもだよ。」
「どうしてそう思うの?」
「どうしてってどうしても。」
「・・・オドロキくんかい?」
「パパも見抜けるの?」
「違うさ。パパがみぬきを好きだからだよ。」
「うん、みぬきもパパが好きだよ。」
「みぬきは、オドロキくんが嫌いかい?」
「オドロキさんも好きだよ。」
「妬けるなぁ、じゃあなにがいけないんだい?」
「パパはみぬきのパパだよね?」
「パパはみぬきのパパだね。」
「・・・でもみんなのパパでもあるんだよね。」
「ちょっと語弊があるような気もするけど、みぬきはどうしたいの?」
「パパはみぬきのパパだけでいて欲しい、コドモかな?」
「みぬきはパパの子供であって欲しいって思う、パパの方がコドモかもね。」
「子離れ出来そうにないね、パパ。」
「本当だね、みぬき。」











窓の外からはやぶきた屋のハモニカのチャルメラと五時の烏の歌。
事務所の脇の階段はトントントンと革靴でコンクリの階段を叩く音。











「オドロキくん。お帰り、大荷物ってヤツだね。」
「特売日でしたから。お一人様ってヤツはないから大丈夫です。」
「今日の晩御飯なんですかオドロキさん。」
「ひやむぎだけど、薬味はしょうがで。」
「わぁ、長ネギより安上がりですねっ!」
「うん、まぁね。」
「しょうがははじめてです。おろし金が怖いので手伝えませんけどっ。」
「ちゃんと皮を剥いてからすればひっかからないよ。」
「おぉ、マメロキさんのオド知識。」
「逆だよ。」
「えーと、剥いて下さい。オドロキさん。」
「・・・じゃがいもとか普段どうしてるの?」
「ピーラーと言う文明の利器知ってますか?」
「知ってるよ・・・。」
「ならわかるハズです。なんのために芽のくり貫きのためのわっかがついているか。」
「それは便利だね、ほんと。」
「そう便利なんですよ・・・ただしょうがはちょっと向いてないだけで。」
「(向いてはないから覚えた方がいいと思うんだけどな)これ位かな?
 剥いた分だけ劣化しちゃうから使う分だけ剥かないと。」
「みぬきはちょびっとでいいですから。」
「俺は結構入れる方なんだ。
成歩堂さんはどれだけ入れます?」
「・・・・・・二人とも、仲いいね。」










あかちゃんはーどこからくるのー あかちゃんはーどこからくるのー あかちゃんはー
どこからくるのー あかちゃんはー うわふー♪
あかちゃんはーどこからくるのー あかちゃんはーどこからくるのー 
あかちゃんはーどこからくるのー あかちゃんはー んうぅーん♪










「『んうぅーん♪』だけやけに何故か艶か・・・じゃなくてみぬきちゃん止めないと!」
「『父さんも初めだけ手伝いました』ってとこまで言ったら止めますから、ちゃんと。」
「わぁー!!」

















赤ん坊
(
babe or baby n.) 
年齢も性別も身分もにわかには定めがたい、
不恰好な生き物で、それ自身は何の情緒も感情も
解しないくせに、他の人びとの心に激しい愛憎の念を呼び起こさない
ではおかない点がもっぱら注意を惹く。

赤ん坊で有名なのが昔からいくたりか出ている。
たとえば、幼いモーセがその一人だが、モーセに先立つ七百年前のエジプトの
祭司たちが*オシリスは、子供のころ、水に浮かぶ蓮の葉に託されたおかげで
命を失わずにすんだ、という愚にもつかない話を作り上げたのは、
疑いもなく、幼いモーセの葦にまつわる*冒険からヒントを得たにちがいない。

* 古代エジプトの主神の一人。
* 「出エジプト記」第二章最初の数節に言及。









CAST

青いピアニスト

赤い弁護士

小さな魔術師








 







「倫理と哲学かそれとも幾何学と天文学か。」
「御剣は休みの日でもそんなこと考えてるワケ?」
「気になればオン、オフも関係ないものだ。」
「そりゃ個人の自由だけどさ、フリルがなくても優雅っちゃ優雅なオフなことで。」
「フリルは関係なかろう。」
「そうかい?御剣って言えばフリル、フリルって言えば御剣じゃないの。
 僕は少なくともそうだね。フリルを見るたび思い出すんだ、君を。」
「喜ばしいことなのだろうか。」
「吐麗美庵なんかの制服もフリルがたっぷりだったから顔が浮かんだよ。
 なんか星空にサムアップサインをして『春風のようなサワヤカなアイツ』みたいに。
 あの店のコーヒーを飲んだ後のような気持ちが胸いっぱいに広がったな。」
「ソレは・・・まいる。」
「アレは困る、でなく?」
「・・・・・・・・・。」
「ま、いいや。存分に思索にふけってよ、哲学とか倫理とかそういうものだよ・・・確か。」














ぶつかった休日。
ベットにはうつ伏せに寝転んだ恋人。












「そういえば『人間は考える葦である』って言うしね。」
「それか。」
「なにが。」
「パスカルだろう?」
「へー。知らないよ。」
「数理哲学者、そういうことか。成歩堂、ありがとう。」
「こう言う時はスラスラと言えるのな。てか、いい易いのかな。その語呂。
なんとなくわかったけど、なんで僕のまわりの人たちって自己完結タイプが多いんだろうね。」















一人ぶつぶつ呟きながら資料を探りに行きにあるであろう恋人を、
休日の弁護士はフリーペーパーを捲りながら視界の端に追いやった。

















                        アカデメイア
                       (Academe n.)
                古代の学校で、倫理学や哲学を教えた。


                        









                       
                         CAST
                
                        赤い検事

                       青い弁護士











「国と郷土を愛する心か。」
「教育基本法がどうかしたんですか、成歩堂。」
「平成18年12月15日第165回臨時国会にて成立、同年12月22日公布・施行か、
  改正されてたんだ。」
「仮にも元弁護士が言っていい言葉じゃありませんよ。」
「うーん、実感がなくてさ。だから君の弟くんも飛び級が楽だったんだっけ?」
「義務教育の制限年度がなくなりましたからね。」
「当時は結構改正するか、改正しないかでもめたらしいよ。」
「そうですね、なんでも。最初あなたが言ったことが一番もめたんです。」
「でも実感ないけど。」
「・・・税金を納めていないからじゃないですか?」
「たまに、が抜けてるよ、牙琉先生。」




消費税が上がる方がもめてほしいと言う真摯なニット帽の男を願いを、
三大義務以前だ、と法廷一クールな弁護士ははねのけた。

 









  愛国心
(patriotism n.)
自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、
たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物。











CASAT

紺の弁護士

青いピアニスト




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