逆転裁判オンリーサイト 【電気ネズミはアポロジャイズの夢をみるか】 のブログサイトです。 最初の3つの記事はABOUTみたいな。
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ぶちまけポリバケツ

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本編はつまったけど(原作沿いとか無理だった)、
設定はフル活用な自分。
リリロジ設定。


CAST

緑の検事

青い弁護士
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一口、口に含むたびに深く潜められる、金髪でありながらなぜか黒い眉を
みながら自分のティーカップにゴールデンルールに則ったフルリーフの紅茶を注ぐ。
普通にペットボトルに口を付けながら意地とばかりに赤みがかった紅茶のような液体を
塩化する男を見ていると勿体無い太りはなみも女性のみではないな、と思いながらも
目の前の男がそもそも、らしくないからだとも考える。
一流の今日はイタリアのブランドもののスーツを着崩さずしっかりと着込み
日本人では珍しくループタイをリボンにしていて、こんなグレードの高い
紅茶を持っていながら煎れずに、時間があるくせしてペットボトル。
ペットボトルにしたってコップに移して飲む方が妙なのに、こんな格好に
とっても癪だけれどもミツルギとはまた違った線の細めなインテリ美形
だからそっちの方をしてくれ、とぼくがススメてしまうことは無理のないことだ。
やれやれ、なにが楽しいんだか。
こちらまで漂ってきた甘ったるい香りは紅茶の薫りもなければ、
ブルーベリーとも判別つけ難い。
それでいて何処か懐かしい匂いだ。






「なんだいそれ。こっちの紅茶まで薫りが掻き消えちゃいそうだよ。」
「ぽいですね。今どうやら私の鼻は利いてないみたいです。」
「君ね、だったらどうせ特売品なんだろ?捨てたら?
 もうこれは公害レベルだぜ。」
「もしかして勿体無いだけで私がこれを飲んでいるんだと?」
「そうだよ。でなきゃ君は相当の物好きと見た。
 まったく一体全体何でそんなものが飲めるかね。」
「唐突に人は義務感や使命感を感じる時があるんです。」
「神の啓示みたく?」
「神の啓示みたく。」









神妙に大仰に敬虔に頷いてみせるので奉げられるように
握られたペットボトルを掻っ攫い口を付ける。
うやうやしさなどあったら気持ちがわるいというものだろう。














・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・

















小さい頃、風邪にかかると病院で必ず出して貰っていた風邪薬。
それもオレンジ色の粉薬の味。
食べ物というか飲み物の味じゃない。
粉末の粒子が上手く飲み込めないと美味しくない甘さが
残って風邪になる度にトローチは嬉しいけれど
親に内緒で捨てようとした覚えもある、そんな味。

















「君さ、まえまえから思ってたけど心ある大人として言わなかったけど
 ひょっとしなくともどうもしなくてもどうしようもなくほんっとにかわいそうなことに
 ―――――バカだろ。」












いいかい?
これは確認文だからね!!



















ブルーブルーブルーベリティー q.o.[クオリティ・オブ]59yen
               ( 生活の向上を求めないものはバカか?) 






                               


















すっと握られず己に伸ばされ手は頬を優しく撫でた。
少し、痩せたね。
と笑う。








その手は定位置であるパーカーのポケットに年甲斐もなく
消えて行くのを眺めていた。













打ち据えることのない御手
    






いやーこの前さ、そのナニ?
そうそう同窓会みたいな・・・・って言ってもクラスじゃなくて大学時代の
演劇サークルの集まりがあってさ。
お世話にならなかったセンパイとかもいてさー。
顔も名前もわかんない、むしろ初対面だったわけで。
話しかけ辛いじゃん。
















だけどそのセンパイさ、開いてたんだよね。


















ナニが?って、そういう顔してるね。








開いてて困るってったら、ズボンのチャックにきまってるでしょ。
詳しくはジーパンのチャック。
わかってくクセしてさー、言いたくないんだからわかれよ。
(だったら言うななんて気にしないてか聞かないけど?)
兎にも角にもあれは・・・・フルオープン。
最後まできっちと下がってたって。
のくせにまた気がつかないんだよ。
内心、気づけよ。
って思ったよ、毒づいた付いたさ。
胸のうちだけで。
二年上の、ぼくが一年のときの部長さんとにこやかに話してた。
センパイ気付かなくてさ、言えるわけないじゃん?
どうはいれって空気。
社会の窓全開ですよーってさりげなく教えるって出来ないよなー。
どうしようもなくて隣の同級のトモダチに相談(ばれないように)したら
すっごいいい笑顔で、「ほっとけばいいと思うw」って言われたから
もう目を向けないように(目線とか、いくしわかっちゃうじゃん。
凝視しているのも変だろ。場所が場所だけに)勤めたけど、
思わずセンパイの顔みちゃったよ。
センパイ、トイレにも立たなかったからそのままだったんだろうな。
終電がなくなっちゃうから途中で帰ったからなかった。







あ、ジュース終わっちゃった。
ウェイターさんグレープジュース2瓶ね。









目は口ほど物を語れど
   (久しぶりにあったと言うのにきみは・・・・きみは!!)
















強者は空気を読む必要なんてないのです。








うさぎのようなみみに。
ちんまりとしたてとあし。
まんまるいめにくろまゆ。
あおとしろのからだ。
おなかにつけたきんいろのりんぐで。
そらをとんだり、ひをはいたり。






「あーこれブタザル?」
「ブタザルじゃありませんミュウです。」
「(なんでそんなに真剣なんだよ)何?もらったの。」
「買ったんです。」
「・・・・はやった頃は学生だけど間違ってるだろ。」
「可愛くありませんか?」
「うーん、なんてかウザイって思っちゃうんだよね。
 あしげにしたりはしないけど、・・・・あしげにされてたときに
 耳がぴこぴこ動くモーションは可愛かったな。」
「(顔が緩んでる――ほんとうにそう思って)
 可愛そうじゃありませんか、いたいけな小動物を。」
「そのいたいけなヤツが森を火事にしちゃったんだよね。」
「そうですけど。」
「その上、それで住処を失った魔物が村の近くへ来たところをやっけちゃうんだから
 かわいそうだな。」
「人だって同じだからいいんです。」
「ふーん。ぼくにはどうだってどっちだっていいよ。
 ブタザルはブタザルだし。」
「ミュウと呼んでください。」
「や、だよ。ねーブタザル。」
「イイ歳こいた人がぬいぐるみに話しかけるのはどうかと思いますがね。」
「持ち主ほどじゃないよ。」






住人吐色
   (なにをどう思うかは自由、だけどきみがそうでないのは気に入らないのだ)






「いつもさ、『よく振ってからお飲みください』ってあるのを忘れて飲んじゃうんだ!!
 味はさして変わらないと思うよ。沈殿物とか損したとか思うけど。
 ああ・・・・・・・・それであわててね、プルトップをあげてから無駄だとわかってるのに振る。
 こぼれないように注意して振るくらいじゃ浮き上がって混ざっていかないともわかってる。
 で、こぼすんだ。気をつけているんだけつけているんだけど、気が付いた気が付いたら
 こぼれてる。」







でも今日はこぼれていない、彼の手に握られている行儀悪くも平ら気味になった
痛ましい緑のストローをながめつつ、こぼれていない茶褐色。





「今日はその度重なる失敗の螺旋から脱却すべく、はっと気が付いて。
 そうだなぁたぶん5回くらい振ったよ。振る回数はきめてるんだ3回5回7回の
 いずれかにきめてる。縁起がいいからだったっけ。3と7はなくていつも5しか
 やったおぼえはないよ、ただそう思ってるだけなんだ。
 漠然とした信念ってやつかな不安じゃなきゃいいか。今回はよくないか。
 とにかく振ったんだ、よく気が付いた、よくやったと思ったよ。
 説明書きを読むまではさ。ゼリーだったら振ると思うじゃないか。思ったってしかた
 ないじゃないか、なのにあれはストローで飲む場合はふっちゃいけないんだって。
 そのまま飲めだって。初めてみたヤツだしどこでもらい物だからどこでかったか
 わからないし楽しみにしてたんだけどいきなり気持ちがしぼんだよ。
 ストローでない場合は振ってもいいらしいけど、せっかくこうやって折り曲げられて
 缶なのにいっしょに用意されているんだから、ストローで飲んだよ。
 ドロドロしてた、ゆるかったよ。・・・・・・・・慣れないことはするもんじゃないな。」














低糖な珈琲と緩いゼラチン、三角のストロー
   (失敗は成功を産み出さなかった、きっと1,29なのだ。)










彼女の口内へ納められてゆく子供たちはとうぜんのことに
無表情ながら(それはただ私達がわからないだけなのかもしれない)
逃げるがその生まれたての殻を破り外気に触れたばかりの足では
砂を掻いても掻いても蟻地獄のように足を取られて、
彼女の口端から尻尾が覗くだけとなった。
そうして彼女はそのまま川に向かう。




蓋を、いや口を開けばどういうことか
子供たちには傷一つ(目立った外傷がないだけか)なく
ゆっくりとその濁り薄い黄土色となったその川へ身を沈める。
あんなギザギザの杭のような歯で無造作に掴むように
頭を傾け、いれていったので器用なものだと感心した。
外敵に食べられないようにと口内にいれて運ぶ、
母の愛だと言うのだが見ているほうは気が気でないのではないだろうか
私はただたんたんとそうか、と見ていたので気にはならなかった。
小学の頃に育てていたメダカが子を食べていたのがあるからもしれない。
子を話しておかねば食べてしまう親だった。
透明なそのままの親と変わらぬ姿のメダカの幼魚はぱくぱくと
あっけなく食べられていった。





「やっぱりさ。」
「なんですか。」





他の人に不親切なことに主語を抜かして喋る癖のある
客人にしては我が家のようにソファに横たわり占領する
友人、親友という男が言った。




「間違って噛んじゃった場合、食べるのかな。」
「食べるんじゃないですか。」



語尾につけられなかった?[くえっしょん・まーく」が答えである。
実際起こるのだろうが、想像のうちに結果は留まる。
そういうことは考えて楽しめばいいのだ。
娯楽もなにも悲惨であれば悲惨であるほど
想像内に留まるのが望ましい。









ワニの唐揚げっておいしいんだってさ。
と食事にありつこうとする貪欲で憚らない言動に
子供が見る絵本のような絵で描いた光景は吹き飛んでいった。










          愛の残刻
                (彼による私の台無しな時間)




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