今日のデザートはME○Uの3連プリン。
食器を洗うのが面倒臭いとか、
水道水と洗剤と労力を省くのだと述べて
底にある、ぷっちん
[それを折ることによってプリンを皿に綺麗に落とせる突起]は
使われずにいることを心苦しく思ってか皿によそる。
今回はそうだった。
そうすると3つでスーパーで安売りだったので
100円のプリンも高く見えるから不思議なものだ。
(そう成歩堂さんに言ったらアハと笑われた。
だったらお給金を上げて頂きたいです、切実に。
と真摯に訴えたところ、音速で首を左右に振られた)
プリンはよくみれば見る人によっては
花型に見えるかもしれないが、自分は角が丸い星型を
していているように見えて、スプーンでつつく。
向かいでプリンを食べている牙琉検事は
既に食べ終えそうだ。
・・・ねだられる前に食べよう。
一口、口に入れるとさっぱりとした甘さが広がって。
すっと消えるので甘いものがそれほど
得意でない自分でもおいしい。
3連プリン侮りがたし、だ。
「3連プリンって美味しいですよね、結構。」
「なかなかって所かな。」
「そうですか?自分はかなり好きなんです、3連プリン。
特に最近みないけど森○の3連プリンが一番です。」
あのプラスチックの部分は繋がっていて、
その上にパッケージがしてあって、
パキンと折って出す、ぷっちんがついていたか
どうか疑わしいあの簡素なものの
チープな味わいは他にはない魅力だ。
「え、それ。僕嫌いだな。」
裏表が少ないあなたが好きですけどちょっと
汲み取りませんかと思わずにはいられない。
彼に始まったことではない、
自分の周りにはそういう人だらけだし。
いちいち気にしてちゃ始まらないよ、な。
そう奮い立たせようとする俺の耳に牙琉検事の、
やっぱりプリンは一個の高めのヤツが美味しいよね、と言う言葉が
どこか遠くに聞こえた。
おいしいの?
(すくなくともじぶんには)
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